2019PBP(総集編+フランスへ移動編)
パリ-ブレスト-パリ ランドヌール (Paris–Brest–Paris Randonneur: PBP) は4年に1回ACPの主催により開催されるもっとも伝統あるブルベです。パリ郊外をスタートしブルターニュ半島の先端の街ブレストまで、片道600km往復1200kmのコースを参加者自らの力で完走を目指すBRMの最高峰です。(オダックス・ジャパン(AJ)HPより)
19th Paris Brest Paris を完走しました。
無我夢中で走っていて、記憶があいまいなところもありますが、諸々の記録に基づき、完走までの道のりを再現していきます。
旅行日程、走行結果などは下記のとおりでした。
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< 旅行日程(計画)>
8月15日:出発準備
8月16日:5:30自宅を出発、11:45羽田空港から出国
同日:シャルル・ド・ゴールに到着、宿へ
8月17日:9:45車検・前日受付、13:00ドロップバッグをツアー会社へ引渡し
8月18日:19:00スタート
8月22日:13:00(制限時間)ゴール、15:00~18:00ドロップバッグをツアー会社から回収
8月23日:観光
8月24日:15:00宿を出発、20:00シャルル・ド・ゴールから出国
8月25日:羽田に帰国、帰宅
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<走行結果>
8月18日19:00~8月19日5:10 216km スタートRambouillet~Villaines-la-Juhel
8月19日7:10~8月19日22:00 229km Villaines-la-Juhel~往路Loudeac
8月20日3:10~8月20日0:42 338km 往路Loudeac~復路Loudeac
8月20日3:34~8月20日18:30 230km 復路Loudeac~Villaines-la-Juhel
8月20日23:36~8月21日12:00 206km Villaines-la-Juhel~ゴールRambouillet
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<気温(ガーミンの読み>※()は室内の気温を含む
8月18日19:00~8月19日5:10 スタートRambouillet~Villaines-la-Juhel
8月19日7:10~8月20日8:06 Villaines-la-Juhel~往路Carhaix
8月20日8:12~8月21日7:22 往路Carhaix~復路Quedillac
(平均気温 12.8 °C)最低気温 4.0 °C 最高気温 23.0 °C
8月21日7:36~8月21日12:00 復路Quedillac~ゴールRambouillet
(平均気温 16.6 °C) 最低気温 4.0 °C 最高気温33.0
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<ウエア>
下記以外に夜間着用したウエア・・・AJ記念反射ベスト、ウインドブレーカー、フルフィンガーグローブ、冬用アンダーシャツ、ネックウオーマー(復路Loudeac~ゴールの夜間はウインドブレーカーに代えて、モンベルサイクルレインジャケット上下を着用)
〇スタートRambouillet~往路Loudeac
モンベル ジオライン クールメッシュ ラウンドネックシャツ、薄手長袖ジャージ、 PEARL IZUMI 235MEGAコールドブラック メガスパッツ、指切りグローブ
〇往路Loudeac~往路Loudeac
モンベル ジオライン クールメッシュ ラウンドネックシャツ、薄手長袖ジャージ、 レーパン、PEARL iZUMiレッグウオーマー、指切りグローブ、夜間はエマージェンシーシートを腹に着用
〇復路Loudeac~ゴールRambouillet
パールイズミ)PEARL IZUMI 118 クールフィットドライUVロングスリーブ、薄手長袖ジャージ、 レーパン、レッグカバー、指切りグローブ
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【羽田からシャルル・ド・ゴール(「CDG」)までの移動】
朝5時に地元のサイクリング仲間が自宅に迎えに来てくれて、羽田まで自動車で送ってくれました(感謝)。クルマはお世話になっている自転車店でお借りしたとのこと。6時過ぎに羽田空港に到着。自転車を預けました。自転車は私が搭乗する便で多分一番乗りのようでした。主にPCで使う現金350ユーロ(20ユーロ札×7枚、10ユーロ札×10枚)を両替。風邪気味で咳が止まらないので風邪薬も購入して、喫茶スペースで一服。喫茶スペースから眺めていると、続々と自転車を預ける方がチェックインしていきます。同じ便に30台搭乗した模様。
17時過ぎ、CDGに到着。着陸後1時間近く経過して、自転車は最後に出てきました(最初に乗せると出てくるのは遅くなるみたい)。
CDGから宿までは、日本でタクシーを予約していきました。ドライバーと到着ロビーでおち合って、宿へ向かいます。
https://www.taxi2airport.com/en
20時頃、宿に到着。宿はAirbnb、4人で1軒屋をシェアしました。宿のオーナーが迎えてくれて利用方法を片言の英語で説明いただきました。翌日の車検は9時45分なので、早々に自転車の組み立てを実施。日没が21時過ぎなので、明るいうちに済ませることができた。
宿のオーナーにあらかじめ買っていただいたピザ、ハム、パンを皆で分け合って夕飯。
24時頃就寝。
BRM713宮城1000女川龍飛
7月の連休は、パリ‐ブレスト‐パリまで1か月ということで、足慣らしにR宮城さんの女川龍飛1,000kmというサイクリングイベントを走ってきました。北海道から九州まで全国の距離バカさんたちが集まりました。昨年の襟裳岬1,000㎞で会った方とも再会。アップダウンは多いですが、信号や曲がり角が少なく、71時間19分で完走しました。
この日程、関東は雨だったようですが、「初日:曇りのち晴れ、2日目:霧のち曇り、夕方晴れ、3日目:霧雨のち曇り、夕方晴れ、4日目:曇り」で天候に恵まれました。
(以下長文です。適当に読み捨ててください)
<実走行程>
(初日)7月13日10時~23時40分 280km:スタート女川(宮城)~平泉~盛岡~二戸(ホテル泊)
(2日目)7月14日2時30分~17時50分 266㎞:二戸~久慈~八戸~青森~平舘(ペンション泊)
(3日目)7月14日23時20分~7月15日19時 310㎞:平舘~龍飛岬~鳥瞰台~五所川原~八幡平~田沢湖(ホテル泊)
(最終目)7月16日0時~9時19分 147㎞:田沢湖~横手~湯沢~ゴール岩出山(宮城)
<気温℃(サイコンの値)>
(初日~2日目)平均21、最低12、最高32(3日目~最終日)平均19、最低11、最高30
<雑感>
(初日)スタート時は晴天。リアスブルーラインのアップダウンを経て、北上川に沿って北上。AJのPBP記念反射ベストは
夏の日差しで暑い。日が傾き盛岡に到着。日没後は気温が下がり走りやすくなった。ボチボチ高度を上げて一戸の国道4号最高地点458mを通過。一気に下り、二戸に到着。
(2日目)久慈に向かう山越えは、霧が出て水滴で濡れた。AJのベストが防寒と露除けに役立った。種差海岸に向かう海沿いは、霧が出たり、晴れたりを繰り返し。天気は曇り、蕪島を経て八戸に到着。野辺地から青森の間は交通量の多い所もありストレスを感じた。青森から強い横風と時折霧雨を浴び平館に到着。
(3日目)スタート直後に雨が降り出し、レインウエアを着たが、直ぐに止み脱いだ。龍飛岬は爆風、その後の鳥瞰台(標高490m)の登りは真っ暗、爆風で怖い。下りは風で吹き飛ばされそうで更に怖い。小泊への海沿いも強い横風に煽られヒヤヒヤ。十三湖に出て風は普通の横風に落ち着いた。鹿角を出て、八幡平の登りへ、「入山禁止(熊による事故防止)」の看板にビビりながら、最高地点標高950mに到達。眠気を我慢しつつ下って田沢湖に到着。3日目の宿を横手から田沢湖に変更していたのに横手のキャンセルを忘れていた。福岡のIさんに予約を譲りキャンセル料支払を回避できた(ラッキー)。
(4日目)角館から横手の「みずほの里ロード」は緩いアップダウンが続き、快適、楽しくて飛ばしてしまった。その後、いくつか温泉地を抜け、最後の山(湯浜峠標高760m)を登ったら、秋田側は晴れ、県境を越え宮城側は霧雨だった。快適に山を下って、岩出山のゴールに到着した。
BRM502日本橋1000ツールド奥の細道
5月の連休の後半、AR日本橋さん主催のブルベ「ツールド奥の細道1,000km」というサイクリングイベントを走ってきました。アップダウンがたくさん、寒暖差が大、ほとんど向かい風、2度パンク修理したこともあって、何度か制限時間オーバーのピンチがあったが、何とか73時間38分で完走。
ルートは、松尾芭蕉と忌野清志郎さん(2002年に自転車で走った)の足跡を辿ったもの。
海辺、山、川、平野と変化に富む素晴らしいルートでした。日光や那須の登り、(三陸)リアスブルーライン、鳥海山や月山の眺めも良かった(ゴールして3日経ち、キツかったことを忘れてきた)。
<実走行程>
(初日)5月2日11時~22時40分190km:スタート木場(東京)~日光(裏見の滝)~矢板(ホテル泊)
(2日目)5月3日2時~22時20分344㎞:矢板~那須湯本~大田原~福島~仙台~石巻(ホテル泊)
(3日目)5月4日2時~22時半314㎞:石巻~平泉~鳴子温泉~天童(ホテル泊)
(最終目)5月5日3時~12時半162㎞:天童~酒田~ゴール象潟(秋田)
<気温℃(サイコンの値)>
(初日)平均16最低4最高34(2日目)平均13最低0最高29(3日目)平均15最低3最高33(最終日)平均9最低0最高10
<雑感>
(初日)スタート前から雨が降り、レインウエアでスタート。浅草で雨は止み、以降は晴れとなった。都内は信号峠だが、埼玉以降は向かい風ながら、徐々にペースアップできた。今市駅前の定食屋で夕飯。
(2日目)大田原から仙台まで向い風でペース上がらず苦戦、休憩を削って制限時間をクリア。夕食は仙台のファミレス。
(3日目)北上川沿いをのんびり走っていたら、平泉の手前でタイヤがサイドカットしてパンク、30分ロスして制限時間ギリギリペースに。また休憩を削って走る。平泉を出発後は気温30℃、頭がボーとするなかアップダウンの繰り返し。「もう大丈夫」と思っていたら、鳴子温泉の直前で再びパンク、残り距離10㎞弱、制限時間まで50分間。「時間オーバー」が頭をよぎったが「やれることはやろう」と気を取り直し、修理して再出発。踏みまくって、制限時間10分前に鳴子温泉に到着(あぶなかった)。鳴子温泉からの峠越えは夜間となり、気温3℃。夜間用に携帯していたジャケットを石巻から自宅に送付してしまったため、薄いウインドブレーカーで震えながらダウンヒルするはめに。
(その他)東北地方の路面は雪国のせいか、ガタガタが多く、お尻に厳しかったが、皮サドルのおかげで、痛みは少なかった(200㎞走ったのと感覚は同じかなあ)。